2026年7月26日 投稿者: takediscfc 0

【2026年7月24日】映画『Return to My Blue』を見てきました。

 先日、私の母校である千葉県立松戸特別支援学校にご協力いただき、キャンプの参加者・ボランティア募集チラシを配布させていただきました。
 そのチラシをきっかけに、松戸特別支援学校の卒業生から、箱根ステップアップキャンプへの参加申し込みをいただきました。
【参加者とテラスモール松戸で顔合わせ】
 7月23日、参加を申し込んでくださったご本人とお母さまに、テラスモール松戸でお会いしました。
 ユニバーサル・ピアの活動や箱根ステップアップキャンプについて紹介するとともに、ご本人の普段の生活や障がいの状況、キャンプに参加するうえで必要となる支援、得意なことや苦手なことなど、さまざまなお話を伺いながら交流しました。
 実際にお会いして一緒に過ごすことで、申込書だけでは分からないことを知ることができました。また、ご本人とも仲良くさせていただきました。
今回参加してくださる方に、箱根ステップアップキャンプを心から楽しんでもらいたいと思います。
ただ箱根へ行くだけではなく、新しい人との出会いやさまざまな経験・自分ができることに挑戦しみんなで楽しむ、ご本人にとって意義のあるキャンプにしていかなければならないと、改めて感じました。 
 参加者一人ひとりの思いや状況を知り、「どのような経験をしたいのか」「どのような支援があれば安心して参加できるのか」を一緒に考えながら、準備を進めていきたいと思います。
【お母さまとのお話から分かったご縁】
 お母さまとお話しする中で、ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』に出演されている加藤さくらさんとお知り合いであることが分かりました。
 加藤さくらさんは、福山型先天性筋ジストロフィーのある娘・真心(まこ)さんのお母さまです。「障がいのある子どもが生まれても、誰も絶望しない社会」を目指し、講演や執筆、障がい理解を広める活動など、さまざまな取り組みをされています。
 また、一般社団法人「mogmog engine(モグモグエンジン)」の共同代表として、噛むことや飲み込むことが難しい「摂食嚥下障がい」のある子どもと家族を支える活動にも取り組まれています。
食事について情報交換や交流ができるコミュニティ「スナック都ろ美」の運営をはじめ、誰もが一緒に食事を楽しめるインクルーシブフードの開発、食に関する情報発信、講演、イベントなど、幅広い活動をされています。

加藤さん一家は、2013年に完成したドキュメンタリー映画『えがおのローソク』にも出演しています。この作品では、真心さんの病気が分かったときの家族の思いや、家族、きょうだい、周囲の人たちとの関わり、障がいとともに明るく生きる一家の姿が描かれています。
【映画『Return to My Blue』を観に行くことに】
私は数日前に、ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』のことを知りました。「観てみたいな」と思ったものの、一人で映画館へ行く勇気がなかなか出ず、迷っていました。
すると、お母さまから「気になるなら一緒に行こう」と声をかけていただき、私も一緒に行くことにしました。
7月24日、kino cinéma新宿へ、ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』を観に行きました。
当日は、前日一緒だった仲間と松戸駅に集合して一緒に行かせてもらいました。

この作品は、人工呼吸器をつけ、日常的に医療的ケアを必要とする10歳の少年・壮眞(そうま)くんが、「無人島に冒険に行きたい」という夢に挑戦する姿を追ったドキュメンタリー映画です。

この企画には、医療的ケアが必要な子どもや、さまざまな障がいのある子どもたちとその家族が集まり、支援者や医師などと一緒に、2泊3日で無人島へ行ったそうです。
「無人島に行ってきました」と書けたら、かっこいい
映画の中で印象に残ったのが、加藤さくらさんの発想です。
学校の連絡帳に、
「無人島に行ってきました」
と書いてあったら、かっこよくない――。
そのような思いが、この無人島への挑戦につながったそうです。
障がいや医療的ケアがあると、周囲から「危ないから」「難しいから」と、さまざまな経験を諦めるように言われることがあります。
しかし、障がいのある子どもにも、周りの人に自慢したくなるような経験や、学校で友達に話したくなるような冒険をさせたい。そのような家族の思いが、この挑戦には込められていると感じました。
【出演者の皆さんとの交流】
 上映前には、前日に一緒に過ごしたご家族のご厚意により、私も関係者の一人として、出演者や関係者が集まる交流の場に参加させていただきました。
 そこでは、加藤さくらさんをはじめ、映画に出演された方々と直接お話しすることができました。撮影時の裏話など、普段はなかなか聞くことのできないお話も伺うことができ、とても楽しい時間になりました。
 また、上映後には出演者の皆さんによる舞台挨拶がありました。無人島への挑戦や映画に込めた思いを、出演者の皆さんから直接聞くことができました。

 さらに、映画と舞台挨拶の終了後には、懇親会にも参加させていただきました。出演者や関係者をはじめ、さまざまな方とお話しし、交流を深めることができました。
 映画を観るだけでなく、上映前後の交流や舞台挨拶、懇親会を通して、作品の背景にある思いや、それぞれの活動について知ることができた、貴重な一日となりました。
映画楽しかったね。 無人島行きたいね!

【本人の意思に応えようとする支援】
映画の詳しい内容はネタバレになってしまうため、ここではあまり書けません。
 ただ、本人の「やってみたい」という意思に応えようとする家族や支援者、医師、ボランティアの姿が、とても印象に残りました。
 電気も水もない無人島へ行くことは、医療的ケアが必要な子どもたちにとって、決して簡単なことではありません。安全面について何度も話し合い、必要な準備を重ねながら、挑戦を実現していきます。
危険があるからと最初から諦めるのではなく、本人の思いを大切にしながら、安全に実現するための方法をみんなで考えていく。
その姿から、支援とは本人に代わって決めることではなく、本人の意思を受け止め、その実現に向けて一緒に考え、行動することなのだと、改めて感じました。
【箱根ステップアップキャンプにもつながる思い】
これは、ユニバーサル・ピアが実施している箱根ステップアップキャンプにも通じる考え方です。
障がいのある人が何かに挑戦しようとしたとき、できない理由を並べるのではなく、
「どのような支援があればできるのか」
「誰と一緒なら挑戦できるのか」
「安全に行うためには、どのような準備が必要なのか」
を一緒に考えることが大切です。
 今回、参加を申し込んでくださった方と直接お会いしたこと、そして『Return to My Blue』を観たことを通して、参加者一人ひとりの気持ちに寄り添いながらキャンプをつくることの大切さを、改めて考えることができました。
 箱根ステップアップキャンプでも、参加者の「行ってみたい」「やってみたい」という気持ちを大切にします。参加者とボランティアが一緒に考え、選び、行動することで、新しい経験や自信につながるキャンプを目指します。
今回参加してくださる方にとっても、楽しいだけではなく、これからの生活につながる経験や、新たな一歩を踏み出すきっかけとなるキャンプにしていきたいと思います。
母校に配布した一枚のチラシから始まった出会いが、加藤さくらさんや映画の出演者、関係者の皆さんとの新たな出会いへとつながりました。このご縁を、これからの活動にも大切につなげていきたいと思います。
ユニバーサル・ピアでは、これからも「みんなの笑顔を大切に、共に生きやすい社会を目指して」、一人ひとりの挑戦を応援する活動を続けていきます。
映画『Return to My Blue』公式ホームページ
https://return-to-my-blue.studio.site/
一般社団法人mogmog engine「スナック都ろ美」
https://snack-toromi.com/


お知らせ

現在、**「第3回箱根ステップアップキャンプ」**の参加者・ボランティアを募集しています。

初めて参加される方や、一人での参加に不安がある方も大歓迎です。事前にお話を伺い、一人ひとりに合わせて準備を進めていきますので、安心してご参加いただけます。

また、この活動を継続していくため、ご寄付・ご支援もお願いしています。現在はSyncableでご寄付を受け付けており、READYFORでのクラウドファンディングも8月1日から公開予定です。

皆さまからのご支援は、参加者への支援やボランティアの受け入れ、安全な事業運営のために大切に活用させていただきます。

ぜひ、「第3回箱根ステップアップキャンプ」の公式ページや、ご支援・クラウドファンディングのご案内ページもあわせてご覧ください。

皆さまのご参加、ご支援、そして温かい応援をよろしくお願いいたします。